2013年4月24日水曜日

「乙」の続き

「乙」の続き。
「乙」を「おと」と読む読み方であるが、兄弟のうちで、年下の者を、(おとうと=おと人)弟と言った。のちに年若い者、さらに若いから発展し、美しいの意を表すようになった。

「乙女」「乙姫」の「乙」は、「若い」に加えて、「美しい」の意味もあったのである。

因みに、趣きがある様子の「オツだね。」の「オツ」も「乙」であるとのこと。
音曲(おんぎょく=近世日本の楽器による音楽、三味線などに合わせて唄う曲)において、高い調子である「甲(カン)」に対して、低く、しんみりした調子を「乙(オツ)」と呼んだため、一風変わった、粋な味わいを「オツ」というようになったのだそうだ。

写真は秩父宮記念公園の秩父宮の銅像。(富士山を眺めている。)

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