2014年12月31日水曜日

平成26年の暮れ

平成26年が暮れようとしている。
外は雨と風。
大晦日の雨降りは、最近の記憶にはない。
これは、今年平成26年が、全国的に災害の極めて多かったことを象徴しているのだろうか。

私に関係のある災害と言えば、何といっても、2月に降った御殿場の大雪。
積雪82センチという、過去に経験したことのない雪であった。
交通機関がすべて止まってしまい、御殿場の自宅に帰ることができなくなってしまったことを思い出す。

地震、大雨、大雪、火山の噴火。
「一体、この国はどうなってしまうのだろうか。」
こんな感が強い一年であった。



2014年12月30日火曜日

村上春樹「セロニアス・モンクのいた風景」

村上春樹の「セロニアス・モンクのいた風景」。
御殿場の図書館から借りてきて読み始めたのであるが、これがなかなか面白い。
御殿場図書館というのは、時々面白い本を私に提供してくれるのである。

今回の「セロニアス・モンクのいた風景」は、ジャズ好きの村上春樹が自分の所蔵しているジャズ関係の書籍の中から、ジャズピアニストのセロニアス・モンクについて書かれた部分を抜粋して、まとめあげたものである。

モンク自体が相当面白い人物なので、当然モンクについて書かれた文章も、とても面白い文章になるのである。

この本の書き出しでは、村上のモンクを聴くきっかけで始まっていた。
彼が新宿のジャズ専門レコード店にレッド・ガーランドというピアニストのレコードを買うつもりで行ったのだが、店主に「悪いことは言わないから、こっちを買ってじっくり聴きなさい」と説教をされ、無理矢理買わされた。
その「こっち」がセロニアス・モンクのアルバムであったそうだ。

うーん、まだ読み始めたばかりだが、これは期待が持てそうだぞ。



2014年12月29日月曜日

銀ブラ


「月曜から夜更かし」の番外編を見ていると、「銀ブラ」についてふれていた。

「銀ブラ」という言葉は、一般的には「東京の繁華街銀座通りをぶらぶら散歩すること」(広辞苑)と考えられるようだ。
実際、私もこう思っていた。

しかし、「夜更かし」のほうでは、「銀座のカフェーバウリスタでブラジル珈琲を飲む」ことだと、「ぶらぶら散歩」のことを否定した。

ウィキペディアによると、この「珈琲説」は1990年代末頃から新聞記事などに見られるようになったのだと。

どっちがどっちというわけではないが、文学作品などでは獅子文六は「悦ちゃん」の中で、遠藤周作は「ヘチマくん」の中で、それぞれ「銀ブラ」を「ぶらぶら歩く」意味として使用しているので、私はそれでいいと思いますがね。


2014年12月28日日曜日

in n out

札幌のジャズ喫茶で、マッコイ・タイナーのリーチング・フォース」というアルバムをリクエストしたことを一昨日のブログで書いたのだが、アルバム終了後(たぶん気を利かして)マスターがかけてくれたレコードが、マッコイ・タイナー繋がりの右のジャケット「in n out(イン・ン・アウト)」であった。

それにしても、ブルーノートのレコードジャケットは、どうしてこんなに魅力的なのだろう。リード・マイルス&フランシス・ウォルフのジャケットデザインである。
「in n out」の意味がよくわからないのであるが、アメリカのハンバーガー屋さんの名称がこれで、ハンバーガー屋では「イネアウト」と読むらしい。
また、「in n out レコード」というレコード会社もあるので、こっちかと思ったが、このレコード会社の設立の年を考えると、どうもこれは違う。
やはり、ハンバーガー屋さんでしょうかね。

さて、このレコード。
演奏の方はというと、リーダーがジョー・ヘンダーソン。
そこにケニー・ドーハムがホーンで加わるのであるが、リズムセクションはマッコイ・タイナーにエルビン・ジョーンズ、さらにリチャード・デービスと言うから、これはもうコルトレーンのリズムセクションである。

レコードレビューでは、スコット・ヤノウが「ヘンダーソンには、常にはまったバップの作品を複雑に響かせ、また、最も複雑に入り組んでいる形式の無い即興演奏を、さも論理的な演奏であるかのように聴かせるという能力があった。」と、何だか面白いコメントをしている。






2014年12月27日土曜日

コンビナートの夜景

羽田から御殿場に向かう高速バスから見た夜景である。

ここは所謂、京浜工業地帯の一角なのだが、ここの夜景はいつ見ても心惹かれる。
夜景といっても、裸電球色とでも言ったらいいのだろうか、ネオンサインとかLEDライトのようにカラフルではない。
しかし、そこには何かホットするような暖かさがあるのだ。
コンビナートという、無機質この上ない場所から発せられる人間的な暖かな光、なんたる矛盾か。
でも、これがこの風景の魅力なのだろう。

2014年12月26日金曜日

ジャズ喫茶「BOSSA」

 札幌すすきの交差点近くに、ジャズを聴くことのできる「Bossa」という喫茶店がある。

オーディオシステムが
プリアンプ・マランツSC1000
パワーアンプ・マークレビンソン336L
スピカー・JBL M9500KZ
まさに「ジャズ聴き」の王道を行くようなシステムだ。

「おおー、ジャズ喫茶がよく生き残っているなあ。」と変な感心をしてしまった。

中に入ってみると、木製のテーブルと椅子。雰囲気は昔足繁くかよったジャズ喫茶のそれであった。
懐かしい。
リクエストが出来るとのこと。
お客も少なかったので、早速リクエスト。

「マッコイ・タイナーのリーチングフォースを。」
すると、マスター
「A面ですか、B面せすか?」

ウーン本当に懐かしい。
今どき、A面B面ですぜ。
一時間ほどの癒される時間。
いやいや堪能しました。


2014年12月24日水曜日

ホテルダイナスティ

札幌のホテルは、ホテルダイナスィという駅北の
ホテルであった。タイプはビジネスホテルなのであるが
部屋の感じはビジネスの域を越えている。写真が部屋のベッドであるのだが、このクラスにしては抜群の広さ、また部屋の広さもシティーホテル並みの広さであった。

2014年12月23日火曜日

北海道である。

北海道より。
一年ぶりの北海道である。
今年で二十八回めの北海道、何度来ても魅力のある北海道だ。
写真は小樽に向かう途中の海岸。
しかしながら、この寒そうなな海でサーフィンをしている人がいるのである。
なんてこったい。

サーフィンには冬も夏もないのだね。

2014年12月22日月曜日

長岡温泉忘年会

昨日に続いて忘年会。
今日は職場の忘年会である。
偶然というか何というか、左隣の部屋の忘年会が前任校沼津H高校の忘年会であり、右隣は知り合いの多い三島M高の忘年会であった。

教員の忘年会なんていうのは、ダイタイ似たようなところを選ぶもんなんだね。

場所は長岡温泉の「さかや」という宿であった。
我々の年代は、忘年会もひとつの仕事と考えているので忘年会は泊まるもの、が当たり前なのだが、最近はこのあたりが、チョイト変わってきているようだ。

さて、「さかや」という宿。
可もなし不可もなし、と言ったところか。
風呂は広いとも言えないし、狭いとも言えない。
料理も良いとも言えないし、悪いとも言えない。
うーん、やっぱり可もなし不可もなしですな。

2014年12月21日日曜日

忘年会

町内会の忘年会があった。
町内で忘年会とは、最近の感覚ではあまり馴染まないことだろう。
そう言う意味では、貴重な存在である。

教員の場でも忘年会は、年末において外せないもののように思っていたが、近頃はこれがどうも変化してきた感がある。

もう忘年会の時代ではないのだろうね。

2014年12月20日土曜日

海ホタル

姪の結婚式があり、千葉県の千葉市まで出かける。
御殿場から千葉市までだと、ふたつのコースがある。
横浜から湾岸高速線を通って行くコースとアクアラインを利用して、木更津に抜け、やや戻るコースである。
いろいろ考えて、結局空いているだろうアクアラインを利用するコースを選んだ。
所謂、海底トンネルだ。

さて、横浜方面からトンネルに入って、トンネルを抜けるあたりにあるのが、写真の「海ホタル」。
要するに、サービスエリアであるのだが、四方八方が海というチョイト面白いサービスエリアなのである。
生憎今日は天候にめぐまれなかったが、晴れていると、富士山も見えるそうである。

それにしてもよくこんな道路を造ったものだなあ。

2014年12月18日木曜日

アメリカとキューバ

名古屋の積雪が23センチだという。
なんでもこのような雪は9年振りなのだそうだ。

御殿場は気温が下がり、今朝はマイナス5.4度という情報があった。
ここののところ、異常気象が続いているが、この大雪、低温もその一つなのだろう。

今日のニュースで、アメリカとキューバの国交正常化交渉が始まることを告げていた。
我々の年代からすると、「へえー、そんなことになったのか。」という感が強いのである。

ロシアや東欧諸国、所謂共産圏諸国の変化を考えると、当然と言えば当然なのだが。

2014年12月17日水曜日

あっちへふらふら、こっちへふらふら。

全国的に荒れ模様。
幸い、静岡県の方では強風に注意といった様子で雨や雪の心配はなかった。

その強風の中、おじさん達はテニスを楽しんだ。
楽しんだというよりも、強風で苦しんだというほうが適当であろう。
テニスボールが、あっちへふららふら、こっちへふらふら風任せ。

まあ、こんな日もあるのだろう。

ところで、我々がテニスを行う水曜日、日によっては、駐車場が満杯の時がある。
今日がその日であった。
平日の真っ昼間だ。
一体、あの人達は、どこから現れるのだろうか?

もっとも我々も同様に言われているのかもしれんね。



2014年12月16日火曜日

爆弾低気圧

 明日は、「爆弾低気圧」で北海道は暴風雪になるという。
風速は35メートル、瞬間最大風速は50メートルというから、これは本当に爆弾だ。
さらに視界が10メートル以下の「ホワイトアウト」となるとも。

気圧は今日から明日にかけて58ヘクトパスカルも低くなり、948ヘクトパスカルが予想されるのだと。
気象予報士になって8年めという予報士が、このような気圧の低下は初めてだと言っていた。

実に恐ろしや、である。


2014年12月15日月曜日

月光仮面

勤務先からの帰り道、国道一号線のバイパスを車で走っていると、奇妙なものが見えた。

国道横の歩道を自転車に乗って走る人物?
その格好が妙であったのだ。
頭には白い自転車用のヘルメット。
服装は上から下まで白。
瞬間的にしか見えなかったので、はっきりは覚えていないが、どうも上下白っぽい雨合羽のようなものを着ていたような気がする。そして自転車のハンドルには青い光が複数。
この青い光は、今話題のLEDのようだ。

それは昔のヒーロー「月光仮面」にちがいなかった。

2014年12月14日日曜日

出口調査

本日は衆議院選挙の投票日。

午後4時の段階で、投票率が30%をきっているというから、随分低い投票率だ。
果たして最終的に50%を超すことができるのだろうか。

さて、今日は投票の時に初めての経験。

投票を終えて外に出ると、なんと「出口調査」の依頼をされたのである。
ニュースなどでは、「出口調査」の言葉を何度も聞いたことがあったが、自分がその対象になるとは。
調査は、筆記用具とアンケート用紙を渡され、自分の入れた、候補者と比例の政党名を答えるといった、想像していた通りの調査であった。

こんなことで、8時ちょいすぎに当落が見えてしまうんだね。

2014年12月13日土曜日

「男は二種類に分けられる。」

またまた寒気が日本列島を襲っている。
日本海側では大雪、太平洋側でも気温がぐっと下がるようだ。

「男は2種類に分けられる。攻める男と攻めない男。」
なんか意味深長な言葉のように思えるが、アデランスのコマーシャルである。
このあと「攻める男のヘアパーフェクトAIR」となる。

「攻める男か、攻めない男か?」
と問われれば、私なんぞは「攻めない男」だろう。
なんだかよく分からんが、攻めることにはもう疲れたし(いやいや、もともと攻めることなぞしてないわ。)そもそも何を攻めたらよいのか分からない。

だいたい、攻めることにはエネルギーがいるではないか。
その場に止まっていることを「攻める」とは言わない。
したがって、「攻める」ことは、動くことである。

うーん、ここまで考えてやっと合点がいった。
アデランスというのは、「動く時」に必要なものなのだ。



2014年12月12日金曜日

下仁田ネギ

「下仁田葱」というブランド葱をいただいた。
ちょっと前に世の中を賑わした、あの問題のネギである。

他の品種のネギに比べて太く、またいくつかの成分が多く含まれるという。
面白いのは、生のままでは非常に辛いが、加熱すると甘みが強くなり、非常に柔らかい滑らかな食感となるそうだ。

うん、写真でも分かるように白い部分がかなり太い。
いつごろから下仁田で生産されていたのかはよくわからないが、1805年江戸にいた大名からの発注書が残っていて、この頃にはすでに生産されていたという。
またこのことから、生産地の下仁田では「殿様ネギ」と呼ぶらしい。

2014年12月11日木曜日

不気味な麺

「秘密のケンミンSHOW」という番組、今晩は「ケンミンKENーMEN」ということで、日本各地の「不気味な麺」を紹介していた。

ギョウザラーメン
これはラーメンの中にギョウザ入れるなんて生やさしいものではない。
ラーメンの中にギョウザのあんが入っているのである。
言ってみれば、ギョウザのあんをスープの中に入れ、さらにそこにラーメンの麺を投入するのだ。
まだまだある。
豚汁ラーメン
マヨネーズとんこつラーメン
こ、これは。
なんと、どんぶりの中にたっぷりのマヨネーズ。
想像を絶するラーメンである。
他にも、カレー焼きそば
麻婆焼きそば

いやはや、日本人の発想は無敵だね。

2014年12月10日水曜日

ディスレクシア

ザ・世界仰天ニュースという番組で、「ディスレクシア」について紹介していた。

「ディスレクシア」は、学習障害の一種で、知的能力及び一般的な理解力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害である。

文字がひっくり返って記憶されたりして正確に覚えられない、など様々な例があり、アメリカでは2割近くの人々が何らかの形で読字障害にかかわる障害を持つという。
俳優のトム・クルーズや映画監督のスティーブン・スピルバーグも自信がディスレクシアであることを告白したことも、よく知られているそうだ。

番組では、小学生のころからこの障害であることを知らずに、壮絶な苦しみを経験してきた男性が紹介されていた。
「知らない」ということは何と罪なことか・・・・・である。

2014年12月9日火曜日

鍋料理

「日本の出番」という番組で「日本の鍋料理」について取り上げていた。

「鍋料理」は、フランス料理などと比較すると、その特徴は、「時間的なメインが発生しないこと」であるという。
フランス料理では、必ず「本日のメイン」なるものが登場する。
そして、そのメインは厳然たる登場位置を保っており、いきなりメイン料理が登場することはあり得ない。

しかしながら、日本の鍋料理を考えると、最初からすべての食材が入っており、それを食す人は、食材のどれから手をつけようとかまわない。
自分の好きなものに、箸を出せばよいのである。
メインの食材はあったとしても、フランス料理のように、もったいをつけて登場することはないのである。

番組ではこれを、日本の平等精神によるものだという。
「寄せ鍋」にしろ「もつ鍋」にしろ、確かにメイン食材はあるが、何を食べるかは個人の自由であり、食材に貴賤はないのである。

2014年12月8日月曜日

十四代

NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」という番組で山形県の大石田町が紹介されていた。
この地方で有名なのは、「蕎麦」である。
ゲストの高橋克己が「蕎麦」好きで、この地方を取材することになったのだと。

ところで、番組の中で鶴瓶が訪れたのが、隣接する村山市にあり、高級プレミアム銘柄として有名な日本酒「十四代」を醸造している高木酒造であった。

この「十四代」、人気に火がついたのは、平成6年頃だという。
淡麗辛口がブームだった中に、あえてフルーティーで甘みのある大吟醸として登場、穏やかな吟醸香とまろやかな甘みでたちまち大ブレイクした。

さて、鶴瓶を迎えてくれたのが、その名のとおり十四代当主であった。
非常に穏やかで生真面目そうな人柄である。
もっとも、「十四代」の酒造りを牽引してきたのは、東京の大手百貨店の勤務経験があり、経営者としてのセンスを持つ十五代の跡継ぎなのだそうだ。

それは兎も角、番組の中で十四代当主が言っていた言葉が印象に残る。
「今、私が残念だと思うことは、インターネットんどで十四代が異常な値段で取引されていることです。自分はより多くの人にこの酒を飲んで欲しい。」






2014年12月7日日曜日

八百比丘尼

箱根の富士屋ホテルまで行く機会があって(中には入らない。)久し振りに箱根をドライブした。
行きは乙女峠から宮城野を通って行くコースだったが、同じコースで帰るのも芸がないと思い、箱根旧道をまわって帰ることにした。(一部は正月の大学駅伝のコース。)
勿論このコースも久し振りである。

さて、旧道を走っていると、「箱根石仏郡」の看板が目にはいった。
精進池という池があり、その近辺に石仏が散らばっているとのこと。
「おおー、これは写真を撮らねば。」と車を降りて、池の周りを歩いてみた。

歩き出して数分、「八百比丘尼の墓」という石塔を発見。
「八百比丘尼」とは、人魚の肉などの変わったものを食べたために、娘の姿のまま八百才まで生存したという北陸地方の伝説にある比丘尼の話である。



「なんでこんなところに比丘尼の墓が?」という疑問を残しながら帰ってきた。

2014年12月6日土曜日

御殿場に初雪



御殿場に初雪。
降り方はちらほらではあるが、今シーズン初の雪であった。
この冬は、また去年のように大雪になるのだろうか。

ニュースでも日本海各地の大雪のことを告げていた。
驚いたのは、四国でも大雪が降ったというニュースである。
しかも、徳島では雪のための遭難者が出ている。

今回の大雪も日本海の海水温の変化が原因だという。

 やはり、地球はおかしくなってしまったのでしょうかね。




2014年12月5日金曜日

ナポリタン


夜テレビ見ていると、世界でもっともテキトーな国ということで、イタリアをあげ、さらにイタリアの中でもナポリをその最たる都市としてあげていた。
確かにナポリの街というのは、ゴミをかたづけない、いたずらがきもしたい放題、世界文化遺産となっている石像などにも平気でいたずらがきがされていた。

さて、その問題の都市ナポリでイメージされるのが、パスタの「ナポリタン」である。
実は「ナポリタン」、当のナポリでは「スパゲティナポレターナ」といい、所謂日本の「ナポリタン」とは趣きのことなった料理のようである。

どうもナポリタンは、日本独自に発達したもののようだ。
ナポリタン発祥にまつわる説には、いくつかあり、これが確実というものも、ないようである。
その中に「三越発祥説」があるのだが、私としてはこの説が何となく納得がいく。

古川ロッパという芸人の日記に昭和9年12月22日の記載で、「三越の特別食堂にてナポリタンを食す。」があり、現時点ではこれが日本最古の記録だという。

ナポリタンはデパートの食堂が、よく似合うものね。

(下の写真は、イタリアのスパゲティーナポレターナ?)





2014年12月4日木曜日

サントリー ザ・プレミアムモルツ


雪の舞い散る中、竹林の道を上品な着物の装いで歩く女優竹内結子。
その胸には大切そうに青い風呂敷で包まれたプレミアムモルツが抱えられている。
どうやら、大切な人にお歳暮を渡しにに来たようだ。

サントリーを業界三位に押し上げたという、「サントリーザ・プレミアムモルツ」の今流れているコマーシャルである。

さてこのコマーシャルを見ていて、どうも変だと感じたところが一カ所。
それは、竹内結子が大切な人に、お歳暮を渡す場面である。
雪が降って寒いはずなのに、彼女のいる座敷の周りの戸がすべて開放されているのだ。
外は立派な日本庭園、まるで京都の由緒あるお寺の庭園のようである。
おそらく、この庭園を映したくて、このような設定にされたのだと思うのであるが、如何せん冬で、しかも周りは雪景色ですぞ。

実際にこんなことをしたら、寒さで震え上がってしまうのですがね。



2014年12月3日水曜日

いよいよ冬だ。

天気予報通り、風の強い日であった。
テニスをやっていても、風によって球がふらふらエラク大変な日であった。

一方、北海道や東北地方では大雪。
秋田では積雪80センチ。
山形と仙台を結ぶ「仙山線」では雪のために木が倒れ、仙山線の列車が不通となってしまったとのこと。

いよいよ日本列島も冬が始まったのであろうか。

思えば去年の冬は大変であった。
御殿場での積雪が80センチ以上となったのだから。


御殿場は秋田か?





2014年12月2日火曜日

等圧線

今晩の天気予報図を見ていると、今日から明日にかけての日本列島には、等圧線が十本かかっていた。
気象予報士の説明では、十本というのは非常に多い数であるらしい。
そして、このように数が多い時には風が強くなるのだと。

等圧線とは、気圧の同じ所を結んだもので、線上の場所は同じ気圧。
内側が高い場合には高気圧、低い場合には低気圧となる。
したがって、等圧線が多いということは、それだけ気圧の差がある。
気圧の差は結果として空気の流れを大きくして、風が強くなるということである。

ヘー、そうなんだ。
明日は風が強いことを覚悟しないとね。


2014年12月1日月曜日

音は視るもの。

三年生のセンター演習のテキストの中に、稲垣貴士「音のリアリティー」から引用した評論文問題がある。
これがなかなか面白い。

彼は言う。
「音は、聴くという以前に視ているのだ。」
「音は音源となるものの視覚的イメージに結びつこうとする。視覚によって音を聞く、この典型的な例が、映画やテレビの効果音である。」

つまり、人為的に映像につけられた音は、その映像の音として了解されるのだと彼は言うのである。
さらに彼は続けて言う。
「SF映画の宇宙船の飛行音も、真空である宇宙空間の中で音が聞こえるのか、という素朴な物理的疑問以前に、スクリーンの中の巨大で高速に飛行する物体から発せられた音として了解される。」

これは、現実には存在しない物体の視覚的イメージが、もともとの音源から切り離された音と結びつき、映像のコンテクストによって新たな記号作用を担うようになるからだと。

うーん、音は視るものなんだ。




2014年11月30日日曜日

サッカー王国の落日

サッカー王国と言われてきた静岡のサッカーがピンチである。

昨年度J2に降格したジュビロ磐田が、今日のモンテディオ山形戦に敗れて、来年度のJ1昇格は夢となった。
また現在J1において清水エスパルスはJ2降格圏内にあり、次回の試合の結果次第で、降格が決定してしまう。

私はサッカーの専門家ではないので、その理由はよくわからないが、心のどこかに「サッカー先進県であるであるという驕りと油断」があったのではなかろうか。

そう言えば、高校サッカーもここのところずいぶん早い段階で敗退しているよね。

やはり、「驕りと油断」は、どのスポーツにおいても禁物である。



2014年11月29日土曜日

紅葉・黄葉

今年の紅葉は黄色がよく目立つ。
黄色なのに、紅葉というのも変な話であるのだが、「今年の黄葉はいいなあ。」とはあまり書かないような気がする。
紅くなったり、黄色くなったりすることを総称して紅葉と言っているように思うのは、私だけだろうか。
黄色になっている状態を、文字にすれば、当然紅葉ではなく、黄色の葉なので、黄葉と書いて「こうよう」とするべきなのであろう。

辞書を引いてみると、「こうよう」には「紅葉」と「黄葉」のふたつが載っている。
「紅葉」とは「秋になって、木々の葉が赤くなること。もみじ。」
「黄葉」は「秋になって木々の葉が黄色になること。また、その葉。」

何れにしろ、「紅」も「黄」も「こう」という読みがあるので、ややこしくなるのだ。

2014年11月28日金曜日

僻事

「なじかはひがごとせさせ候ふべき」
どうして間違いを引き起こさせましょうか。

平家物語の一部分である。
「ひがごと」とは「僻事」、「まちがったこと」の意味である。
また「僻」とは「ひがむ、かたよる、よこしま」等の意味。
「僻」は「人」と「辟」から成り立っている。
「辟」は、やはり「かたよる、ひがむ」の意。
「人」が「かたよったり、ひがんだり」することが「僻(ひが)」なのだ。

ただし「辟(へき)」は「口(節度)」と「辛(つみ)」から成り立っている。
その罪を節制する意味であるという。
そしてそれは法を用いる人物を示すのだと。

だとすれば、「僻」は「罪を節制するために法を用いる人」ということになりはしないか?
それが何故「ひがむ」ことであり、「かたよる」ことであるのだろう。
「法を用いる人」というのは、基本的に「ひがんだり、かたよったり」する人なのであろうか。
やや納得できてしまうところが恐ろしいが。

うーんこれは謎だぞ。


2014年11月27日木曜日

馬尻

朝刊に連載されている連載小説、夏目漱石の「三四郎」を読んでいると、バケツのことを「馬尻」と書いていた。

「馬尻」は勿論、借字なのだがなかなか面白い借字である。
本来は英語の「bucket」からきている言葉ということだ。

「bucket」の俗語の意味として、「尻」の意味があるので「馬尻」なのか?
さらに、「bucket」の形が馬の尻に似ているからか?
いずれにしろ良く出来た言葉である。

(写真は馬の尻とは関係ありませんよ。)

2014年11月26日水曜日

饂飩

昨日は「ほうとう」という「うどん」のことを書いたのだが、この「うどん」、誕生には諸説があって、なかなかはっきりしないようだ。
ひとつの説として、1241年、中国から帰国した円爾(聖一国師)は製粉の技術を持ち帰り、「饂飩・蕎麦・饅頭」などの粉物文化を広めたのだという。

さらに、その中の「うどん」は、手軽な庶民食、米食の代用食として、また祝い事に際して振る舞われる「ハレ」の食物として古くから日本全国で食べられてきた。
そして、その調理法や具材は、それぞれの地域によって異なり、極めてバラエティーにとんだ発達をしているのである。

山梨には「ほうとう」、つまり味噌味の「うどん」があるかと思えば、同じ山梨の富士吉田では「吉田うどん」といって醤油味の「うどん」もある。

今の我々は、いろいろなタイプの「うどん」が食べることができて、幸せだよね。














2014年11月25日火曜日

「不動」の「ほうとう」


東恋路店
ほうとう

一昨日、山梨県の河口湖まで出かける。
目的のひとつは「ほうとう」を食べるためであった。

この地域で有名な「ほうとう」店には「不動」という店と、「小作」という店がある。
両店の趣きはやや異なっていて、「不動」の方が合理性や現代性を、そして「小作」の方が昔ながらの、といったことを重視した感がある。

写真は、最近できた「不動」の東恋路店。
手前の白い繭玉のようなものが、その店舗である。
超近代的な建物で、富士山にかかる雲がふわりと降りてきたイメージなのだそうだ。
このような建物の中で、この地方に昔から伝わる「ほうとう」を食べるのは、ちょいと面白そうだ。
残念ながらこちらの方は、満員で(なんでも百人待ちだとか)河口湖南店に入った。

写真下が「不動」の「ほうとう」である。
鉄鍋に入った熱い「平打ちほうとう饂飩」には、かぼちゃ、あぶらあげ、ネギ、いんげん等の野菜が加えられている。

メニューが、この「ほうとう」だけ(正確に言えば、モツ煮といなり寿司、馬刺しなどはある。)というのも好感がもてる。
やはり、合理性というか、客の回転を早く、料理を出す時間を短くするための方法なのであろう。


2014年11月24日月曜日

極暖

ユニクロのバーゲンセールで「極暖」なるアンダーウエアを購入。
「極暖」とは、「暖」を「極める」ということらしい。
今までのヒートテックの1.5倍暖かいのだという。
ヘー、そんなに暖かいのかい。
ということで、さっそく着てみる。
おおー、これはナカナカだぞ。
確かに着た瞬間から暖かい。
なんでもこの暖かさというのは、特殊な編み方がミソなのだそうだ。

科学技術の最先端とは、こんなところに応用されるんだね。

ユニクロの宣伝文句に曰く。



通常のヒートテックよりも保温性を高め、発熱・保温・吸放湿・消臭・抗菌・ストレッチ機能をプラスしました。特殊な編み方で厚みのある生地になり、肌に触れる面は起毛加工でふんわりやさしく、空気の層を作り出し、ぬくもり溢れる風合いに仕上げました。」



2014年11月23日日曜日

同窓会

昨日は新任高の生徒との同窓会があった。
もう四十年ほど会っていなかった当時の生徒。
懐かしい。

私の教員としてのスタートは、定時制の高校であった。
定時制の面白さは、生徒の年齢がバラバラであること。
中学を卒業したての生徒から教員の自分よりも年上の生徒まで。
実に妙な感じである。
しかし、そこが面白いところでもある。

教員と生徒というよりも、人間と人間という感じがした。

その生徒や、当時の同僚であった教員との再会。
自分の頭の中は、一気に四十年前にタイムスリップしていた。








2014年11月22日土曜日

穏やかな天気

十一月もそろそろ終盤に差し掛かって、寒さが身にしみる頃なのだろうが、今日は日中ずいぶん暖かい陽射しがあり、寒さを忘れるような天気であった。

山形よりお客あり。
六時間ほどで来ることが出来たとのこと。
高速道路の発達だろうが、ずいぶん山形も近くなったものだ。

写真は毎年撮っている御殿場二の岡神社の柿の木、この時期になると不思議と写真を撮りたくなる。
なにか縁でもあるのだろうか。

2014年11月21日金曜日

柳沢吉保

センターテストの演習において、柳沢吉保の側室、正親町(おおぎまち)町子の「松陰日記」の問題を解いた。
この日記、要は作者の町子が主人である柳沢吉保のことをほめちぎっている日記だ。

さて、ここでほめられている柳沢吉保であるが、日本史の教科書にも登場する有名な人物で、五代将軍徳川綱吉の寵愛を一身に受け、破格の出世を遂げた側用人である。
最終的には、老虫上座として幕府最高権力者となり、元禄時代の幕政を主導したという。

寵愛によって出世して最高権力者になるような人物は、たいてい悪者と、相場は決まっているのだが、この吉保はどうもそうではないらしい。
川越藩主だった時の評判もよく、実直な人柄だったということだ。

うーん、こういうタイプもあるんだね。

2014年11月20日木曜日

アギーレ監督

今日の朝刊のスポーツ欄に、サッカー日本代表アギーレ監督のことが書かれていた。
前代表のザッケローニ監督との大きな違いは、アギーレが現実主義者であることだという。
オーストラリア戦では「勝つ」と公言して臨んだ。
彼は言う。
「試合のプランはあらゆる視点から組み立てている。どの布陣を敷くかは重要なことではない。」
果たして、オーストラリア戦では、途中で布陣が変更され、それが良い結果を出すことにつながった。

つまり、W杯常連国となった日本は強豪国にも勝つことのできる次のステップに移らなければならない。そのためには相手に応じたオプションが必要なのである。
したがって、「自分たちのサッカーをすれば勝てる。」は、もう過去のものとしなければならないと。

うーん、「自分たちの○○をすれば勝てる。」なんてえ言葉は古いのだね。
このことは学校教育にも言えそうだ。


(写真は先週撮った御殿場二の岡神社の紅葉)

2014年11月19日水曜日

明神

昨日は「俊頼随脳」のことを書いたのだが、その話の中に「蟻通明神」という神様が登場する。
さて、この「蟻通明神」の「明神」とは一体なんぞや?

簡単にいうと「明神」とは、「霊験あらたかな神」なのだそうだ。
願いを強く持てば必ず願いをかなえてくれる神様ということか。
また、ウィキペディアでは、日本の神仏習合における仏教的な神の称号とある。
なんでも、平安時代における記述においては、特別に崇敬される神のことを、明神もしくは大明神と呼ばれていたのだと。

私の知っている明神は、「神田明神」くらいなんだがね。

2014年11月18日火曜日

俊頼随脳

古典の授業で、源俊頼の「俊頼髄脳」という歌論書を講義した。
「随脳」とは、和歌の奥義とかいった意味であり、「俊頼随脳」は関白の藤原忠実の依頼で、その娘勲子(後の鳥羽天皇皇后)のために作歌の手引き書として書かれたものである。

採録されている部分は「和歌の効用」の話(和歌というものは、天地の神さえも感動させることができる。)だ。

「土佐日記」の作者でも知られる、紀貫之が和泉の国の「蟻通明神」の前を馬に乗ったまま横切り神の怒りを買うが、神託を聞き身を清め、一首の歌を詠み神社の柱に貼り、さらに懇ろに拝して神の怒りをおさめる。
つまり、和歌によって神を感動させる話である。

ちょっと出来すぎた話だがね。

2014年11月17日月曜日

障子の張り替え

紅い葉や黄色い葉の目立つ季節となった。
写真は一昨年に撮った京都嵐山の紅葉である。
露出オーバーにしてみると、紅葉の赤がくっきりして、面白いものとなる。

家の障子紙の張り替えをした。
今の障子紙というのは誠に便利、障子の大きさにに紙を合わせて切り抜き、あとはアイロンで押しつけると、ハイ出来上がりである。

たしかにキレイには貼れるるが、はたして剥がれないだろうか。
あまりにも簡単なので、逆に心配になってくるのである。

2014年11月16日日曜日

パンク

隣の家の人から「タイヤがパンクしていますよ。」と指摘され、大あわて。
車を見てみると、確かに右の後ろのタイヤがぺちゃんこ。
「なんてついてねえんだ。」ぶつぶつ言うが仕方がない。
急いで近所のガソリンスタンドまで出かける。
よく見てみると、結構太い釘がぶすり。
店員いわく、「パンクの修理より、タイヤをかえたほうがいいですよ。」
値段を聞くと「一本3万円です。」
「げえー、3万円。」
予想外の金額。
持ち合わせがないので、とりあえず家に帰る。
考えてみれば、もうすぐ雪の季節だ。
「そうだ、自分でスタッドレスタイヤにかえちまおう。」
それから一時間、ひいひい言いながらタイヤ交換。

というわけで、今シーズンは十一月十六日に冬タイヤに交換したのでした。


2014年11月15日土曜日

最近の変なコマーシャル

最近の変なコマーシャル。

スズキ自動車の「スペーシア」という車のコマーシャル。

ショッピングセンターの駐車場で買い物を終えて、たくさんの買い物袋と子供を抱えてとても大変そうなお母さん。
そこに堀北真希と子供合唱団が登場、「子育ての歌」を歌う。
「スペーシアならカンタンなんだな。」
要は、両手がふさがっていてもカンタンに車のドアが開けられるということなんだろうが、このコマーシャル、いつ見てもなんかおかしい。

コマーシャルでは堀北真希がギターを持って登場するのだが、どう見てもギターを弾いているようには見えないのだ。(指はそれなりに動かしているが。)
私の疑問は、はたしてあの場面で堀北真希にギターを持たせる必要があるのか?
ということであある。

なんか間が抜けた感じがするんだよなあ。

2014年11月14日金曜日

ニューヒーロー

N西では球技大会が行われる。
冬になる直前の、やや寒くはあるが穏やかな一日の運動は、生徒にとっては気持ちの良いものであろう。

球技大会という行事につきもの。
それはニューヒーローの誕生だ。
今年も三年生女子のバスケットボールに、そのニューヒーローが出現した。

普段はおとなしい生徒で、動きもゆったりした人柄であるのに、バスケットのボールを持つと、まるで人が変わったように俊敏となり、右に左に相手をかわして行く。

おおー、格好いいなあ。
その格好良さは、ギャップがあればあるほど際だつものだ。
きっと今日という日は、彼女にとって忘れられない日となることであろう。

(写真は、永代橋を自転車で渡って行くN西の女生徒。)



2014年11月13日木曜日

天変地異

北海道の札幌では雪。
夜のニュースで冬将軍の到来を告げていた。

雪と言えば、今年の二月に降った雪。
御殿場でも積雪が八十センチを超す大雪であった。
もうあのような雪は懲り懲りだ。

ここ数年の世の中をみると、大地震に始まり、津波、大雪、大雨による土砂災害、火山の噴火。
天変地異(「天変」は異常気象やそれによってもたらされる災害。「地異」は地震・津波・火山の噴火など、地上で発生する異変のこと。)何でも起こるような気がする。

もしかすると、異常気象なんてものではなく、これが当たり前の気象になっているのかも知れないね。


2014年11月12日水曜日

蜘蛛③

またまたまた蜘蛛である。

蜘蛛は、益虫であるにもかかわらず、外観から誤解されたり嫌われることが多い可哀想な虫である。
また肉食性なのに、天敵も多く、臆病で草食的な性格である。

このような理由からか、昔から世界各国で人間に対して吉凶善悪両面にわたって様々な印象を与えているという。

日本でも古来、蜘蛛を見ることによって縁起をかつぐ風習がある。
「朝に蜘蛛を見ると縁起が良く、夜に蜘蛛を見ると縁起が悪い。」
ただし、地方によって様々な違いもあり、九州地方の一部では、蜘蛛を「コブ」と呼ぶために、夜の蜘蛛は「夜コブ」となる。
「夜コブ」は「よろこぶ」につながり、縁起が良いものとされると言う。

いろいろなんだね。