2013年4月11日木曜日

音が脳に与える影響

NHK「ニュースウオッチ9」の天気予報のお姉さんが、注目を浴びているらしい。
勿論、容姿も美しいのだろうが、魅力はその独特な言葉の発し方だという。
そこで今日は、じっと天気予報を見て観察してみた。
確かに上品そうな(何をもって上品というのか、よくわからないが)話し方に加えて、話の内容が切り替わる時に、微妙な色気が出るような気がする。
例えば、それぞれの地域の天気を述べたあとに、「気温です。」
と言う。この「気温です。」が良いのだ。
言葉で説明は出来かねるが、何だろう。
トーンの変化とでも言うのだろうか。

さて、お姉さんについて、もうひとつ。
今日の朝日新聞の朝刊に「エッチなお姉さん」壇密のことが特集されていた。
「なぜ今、壇密か?」「何が視聴者の心をつかんだのか?」と言うことである。

識者四人のコメントがあったが、その中で「音が脳に与える影響を研究する感性のアナリスト」の肩書きをもつ黒川伊保子のコメントがなかなか面白かった。

「壇密」は、その語感自体が男心をそそる。舌を厚く使ってはじく「ダン」は迫力・弾力・ボリューム感を彷彿とさせる。一方、唇をふっくらとがらせて鼻腔を鳴らす「ミ」は甘くてカワイイ感じ。最後の「ツ」
は音響は小さいのに口元に強い摩擦を感じさせる刺激音。
ダもミツも、唾液がたまりぎみになる。これが、ぬれた感じ、つややかさのイメージをもたらす。
「迫力+甘い刺激+ぬれてつやめく感じ」を脳に届ける語感ゆえ、現物をその名で呼んだらドキドキしないわけがない。非常に秀逸なネーミングである。

「音が脳に与える影響」というのは斯くも大事であったのか。
天気予報のお姉さんも、これなんだろうか。

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