2016年11月8日火曜日

漱石の妻、鴎外の妻。

昨日週刊誌を見ていると、夏目漱石の妻、森鴎外の妻という記事があった。
高校において、二年生の現代文で漱石の「こころ」、三年生では鴎外の「舞姫」を教材として扱い、その生い立ちについては流石によく理解はしていない。

漱石の妻、中根鏡子は漱石とは見合い結婚をした。
漱石が見合いの席で口を覆うことをせず、歯並びの悪さを隠さずに笑う、裏表のない鏡子に好感をもったのだそうだ。
ただ、お嬢様育ちの鏡子は家事が不得意であり、たびたび寝坊をしていたという。
後の漱石の精神的な病を考えると、このくらい大らかであったほうがよかったのだろう。

一方、鴎外の初婚は赤松登志子という女性であったが、長男の於兎(おと)出産後に離婚する。この離婚の原因については諸説あるようだが、鴎外が登志子の器量が好きになれなかったというのもある。彼女は面食い鴎外の好みには合わなかったというのだ。
その後、鴎外は41歳で23歳の荒木茂子と再婚。
こちらは、美人で芝居好きだったそうだが、悪妻としても有名だったという。

漱石にしろ鴎外にしろ、いろいろタイヘンだったようだね。








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