2016年11月17日木曜日

人は何故生きているのでしょう?

この間、図書館から借りてきた本の中に、白川密成(みつせい)著「空海さんに聞いてみよう」というのがあった。
著者である白川密成は四国の栄福時の住職だという。

まあ、言ってみれば、弘法大師空海の言葉によって人生を紐解こうといった体裁の本である。

例えば、
「人はなぜ生きているのでしょう?」
の問に対して
「ご飯を食べているからです。」
の答えが用意されている。
うーん、なかなかやるな。
無論、これは空海の言葉そのものだ。

夫れ人は懸こに非ずといふは孔丘の格言なり。
皆食に依ってつて住すといふは釈尊の所談なり。
然れば則ち其の道を弘めんと欲(おも)はば必ず須く其の人に飯すべし。

(人たる者はぶらさがっているにが瓜ではないとは孔子の格言であり、人はみな食によって生きる者であるとは釈尊の説くところである。したがって、その道をひろめようと思うならば、必ずその人々に飲食を与えねばならぬ。)

答えは明快であった。
「人はなぜ生きるのか?」
「ご飯を食べているから。」
物理的な根拠をあげて、聞く人を納得させている。
さすが空海だね。




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