2016年11月7日月曜日

ポリティカル・コネクトレス

ポリティカル・コネクトレス(政治的正しさ)。
今日の夜のニュースに出てきた言葉である。

明日はいよいよアメリカの大統領選挙の投票であるが、その選挙の中で、共和党候補者トランプの支持者が民主党を批判するために使われていたのが、ポリティカル・コネクトレスという言葉だ。

政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐの表現である。
この言葉、ポリティカル(政治的)の部分がミソなのである。

人種の坩堝といわれるアメリカでは、差別や偏見にかなり気を遣って発言しなければならない。
アメリカのベースであった白人層にとっては、頭で分かっていても、これはかなりストレスが溜まることなのだ。
政治的、つまり表面的には正面切って批判できない公正とか公平というあり方が、今の白人層を圧迫(有色人種や移民などに仕事を奪われている)している。
そして、その不満の受け皿がトランプ候補者なのだという。

我々日本人から見て、かなりヘンテコなトランプ候補者が、あのような人気を保っているのは、そういうことなんだよね。








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