2016年10月4日火曜日

瀟洒で端麗

夕刊に「美の履歴書・松に孔雀図壁貼付 狩野探幽」という記事があった。
記事の中に、「静岡県立美術館学芸員は『探幽はこの作品で永徳様式に挑戦したが、自分の限界を認識したのではないか。それが、瀟洒で端麗な様式に向かう転機となった』と見る」の記載があった。

ん、「瀟洒で端麗?」
そこで辞書を引いてみる。

瀟洒の意味は、どろくさい所が無く、気がきいている様子。
一方、端麗の意味は、ごてごてと飾り立てた所無く、あか抜けしている様子。
である。
「どろくさいところが無く、気がきいている」ことを「あか抜けている」と言うのではなかろうか。
とすれば、「瀟洒」と「端麗」は同じ意味ではなかろうか。

うーん、ちがうだろうかね。

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