2016年10月17日月曜日

資本主義の限界

昨日、NHKの「資本主義の未来」という番組を見た。

アメリカの場合、トップ10%の富裕層が資本の70%を所有、40%の中間層が25%の資本を所有、そして50%の貧困層がわずか5%を分け合っているのだという。
いわゆる資本の格差である。
ひと握りの人間が資本を独占的に保有しているのだ。
そして、今までの経済学ではこのような格差が、最初広がっても、経済成長をすればその差は縮まると考えられてきた。

ところがである。
最近それが誤りではないかという考えが出てきたのだ。
経済成長の限界である。

「フロンティア」という言葉がある。
開拓である。
かつて発展国と言われる国は、途上国を常に開拓してきた。

例えば、日本に洋服を製造している会社があったとする。
この会社は製品を売るときに、質の良い製品を値段を安くして売ることで、競争を勝ち抜き、利益を得てきた。
では、安く売るにはどうしたら良いかというと、製造にかかる人件費を下げるのが一番だ。
人件費を下げるには、人件費の安い外国に工場をつくる。
最初、メイドインコリアだった。コリアが経済成長してコリアの人件費があがると、チャイナに、さらにヴェトナムにと、開拓してゆく。
これが「フロンティア」であるという。

つまり、人件費の安かった国がどんどん経済成長していくと、それにつれて人件費もあがり、次から次へと国を代えて行く。そしてとうとう行き場所がなくなり、製造国の利益がなくなってしまうのだ。
成長の限界である。

現在、世界の資本主義国は、経済成長の限界を迎えているらしい。


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