2012年5月6日日曜日

春はあけぼの

夕方、箱根山の方を見ると山端(やまのは)から月が顔を出していた。満月なのだろうか。
 古典を教える教師だから言うのではないが、枕草子などからうかがい知ることができる日本人の自然物に関する感性というのは、大したものだ。「春はあけぼの」でいう「あけぼの」は「東の空がほのぼのと明るくなる頃」であるが、当時の貴族は、この朝方の状態も、「あかつき」→「しののめ」→「あけぼの」→「あさぼらけ」→「あした」と時間によって変化させる。なにもこんなに細かく分けなくても良いではないかと思うのだが、そこがそれ、貴族。拘るのである。
 私も日本人に生まれて良かった・・・・・・のだろうか。

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