2014年3月13日木曜日

春の嵐

春の嵐。

昼過ぎから雨風がだんだん激しくなり、夜には完全に嵐となった。

春の嵐は、メイ・ストームとも。
4月後半から五月頃にかけて、低気圧が日本付近で台風並みに発達する現象で、低気圧に向かって吹く強い南風や雷を伴った強い雨によって、海山を中心に大荒れとなる。

ちょうど今頃は、北にある冷たい空気と南の暖かい空気の温度差が大きいため、空気の上下動が激しくなる。その激しさは、そのまま低気圧の発達に結びつくという。
日本付近がその空気の境目なのだ。

現在、午後の九時半をまわったところであるが、予報通り雨と風はピタリとやんだ。


春の嵐を詠んだ俳句には、このようなものがある。

  
  人の世のかぎりなき欲春嵐   村田静枝 

  せめぎ合ふ季のうつろひ春嵐   葺石鈴代

  放尿や右へ左へ春嵐      小倉喜郎

0 件のコメント:

コメントを投稿