2018年1月16日火曜日

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

三年生の問題演習で「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」という内山節の評論文をやった。

要旨は、「客観的事実とみなされている統一史としての『国民の歴史』は、実は国家が、人々に歴史を共有していると思わせ、歴史は進歩していると錯覚させることによって国民国家を形成するためにつくりあげたものであり、自然と人間の関係や生者と死者の結びつきによってさまざまに展開していく歴史を見えなくしてしまうものである」。

日本では一般的であった、キツネが人をだますという伝承が、1960年代半ば以降急速に世の中から消えていった、果たしてこれはいかがなものか?
筆者は言う「近代的な歴史観が当然なものと思われる陰で、自然と人間、生者と死者の歴史をみえなくする」と。

(写真は東京の「日本銀行本店」)


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