2014年8月5日火曜日

参勤交代

夜、「林修の今でしょ。」という番組を見ていると、歴史の問題で「江戸時代の参勤交代は何故行われたのか?」との問題があった。
「参勤交代の目的は何?」となるのであろうが、これが私が思っていたのとは、まったく違っていて驚いた。

参考書などでは、「各藩の財政を削ること。」などとなっていたような気がするのであるが、この解答では不正解となるのだ。
つまり、「財政を削る」ことを目的とするならば、各藩に税金をかけるのが一番手っ取り早い方法である。
「各藩の財政をけずる」のは結果的そうなったことであって、ここには別の目的があったのだと。

うーん、受験生よく聞いてくださいよ。

参勤交代の本来の趣旨は、「軍役奉仕であったと考えられる」ということだ。各藩が1年交代で江戸を守ること、これが目的であったと。

参勤交代により、藩の財政が破綻すると、本来の目的である「江戸を守る」ことが、不可能になってしまう。
幕府は破綻を防ぐために、行列の制限までしていたというのだから、破綻が目的ではないことは確かなのだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿