2013年5月27日月曜日

雛罌粟(ひなげし)

近所の花畑で雛罌粟(ひなげし)を撮ってみた。

雛罌粟はフランス語で「コクリコ」と云うらしい。
そういえば、昔、現代文の授業で与謝野晶子の「コクリコ」の短歌を講義した。
「ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君もコクリコ 我もコクリコ」
これは与謝野晶子が、夫、鉄幹を追いかけて、フランスに渡った時の短歌である。その情熱を雛罌粟の赤色で表現したのであろう。

また、雛罌粟は「虞美人草」とも云う。
漢文では「項羽と劉邦」において、項羽の愛人である虞美人(虞美人の美人というのは、後宮の女性のランク名のこと)が登場する場面を講義した。
ここでは虞は項羽と共に自決してしまうのだが、この自決した時の血が、この花の色になったという悲しいエピソードがある。

やはり、この花は「ポピー」などと軽く呼ぶよりは、「コクリコ」とか「虞美人草」の方が良いように思う。


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