2019年8月27日火曜日

もみじ

昨日の続きである。

さらに中西進氏は言う。
歌に詠まれた季節は秋が圧倒的に多い。
次は勿論春、万葉の時代「もみつ」という言葉があった。

「もみつ」とは、葉の葉緑素が少なくなって赤や黄の明るい色が現れること。
これが転じて「もみじ」になった。
万葉集では「黄葉」という表記が多い。
世界的にも紅葉は黄色が多いが、日本では紅葉が奈良時代後期にカエデやカツラの赤に限定され、平安時代初期にはカエデの赤に固定された。

おおー、「もみじ」を「紅葉」というのは、日本的なんですな。


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