2019年8月12日月曜日

樟脳

テレビで「樟脳」のことが話題になっていた。
洋服ダンスなどに入れる防虫剤のアレだ。

「樟脳」の「樟」は「くすのき」である。
ただ、「くすのき」と「脳」を合わせて何故、防虫剤が登場してくるのだろう?

そこで早速調べてみる。

樟脳(しょうのう)とは分子式 C10H16Oで表される二環性モノテルペンケトンの一種。
カンフルあるいはカンファー(蘭: kamfer、独 Campher、英camphor、仏 camphre)と呼ばれることもある。
すなわち、「樟脳」とは、「くすのき」による「カンフル剤」ということになるのだろう。
「カンフル剤」は刺激の強いもの、「毒を以て毒を制す」の方法で治療を施すものだ。
この毒が防虫に効果を発揮するのだろう。
そして camphor はどういう分けか「脳」と訳されるのであった。

「カンフル」が、どうして「脳」と訳されるのか?
ウィキペディアで調べたが、どうも良い解答が得られない、このへんがウィキペディアの限界なのでしょうかね。
そこで「あとは漢和辞典しかないな」ということで漢和辞典を引いてみる。
すると、あったあった。
「脳」の欄に、「脳子(のうし)」という単語があり、「脳子」とは「竜脳香」とある。
さらに「竜脳香」とは竜脳樹(ボンネオール)から得られる芳香物質で、毒性を含むとある。
ここでやっと結びついた。
「樟」の良い匂いと毒性、これが「樟脳」なのだ。



ちなみに、「樟脳」の製造工程は、クスノキを切削機で薄い木片に砕いて大釜に入れ、木の棒などで叩いて均等に詰めたのち、高温で蒸して成分を水蒸気として抽出し、それをゆっくり冷却して結晶化させる。冷却器の中の水の表面に浮いた白い結晶を網ですくい集め、乾燥後袋詰めなどして商品とするのだそうだ。

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