2017年10月25日水曜日

「項」

「項(うなじ)」

「うな」とは、首や首の後ろの部分を指す言葉である。
「うなづく」や「うなだれる」もこの「うな」に由来するという。
「じ」は「尻(しり)」で「後ろ」を意味する。
したがって「うな=首」、「じ=後ろ」ということなのであろう。
これあくまでも推測でしかないが。
一方漢字の「項」は、「頁」が「頭」、「工」が「まっすぐ貫く」の意味で、「頭と背の間をまっすぐ貫いた首」を表すのだと。

写真は何年か前のN西の卒業式に撮った写真である。
卒業生を送り出す担任は、着物をきて髪を所謂「アップ」にする。
そして「アップ」にした時に現れるのが「項」である。

書は、(これは勝手な想像で本来の意味とは異なるが)左にある「工」が「顔」、そして右にある「頁」が「髪」のように見える。

見えてしまえばこっちのものなのです。



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