2017年10月22日日曜日

「うたふもののよろこびは力いっぱいに自分の眞實をうたふことである」


「うたふもののよろこびは力いっぱいに自分の眞實をうたふことである」

山頭火52歳、遠く信州に眠る江戸後期の俳人・井上井月(せいげつ)の墓参の為に東に向かう。井月は元長岡藩士。武士を捨てた放浪俳人で乞食井月と呼ばれた。しかし、信州に入ったところで肺炎となり緊急入院。墓参は果たせなかった。この秋、日記に「うたう者の喜びは力いっぱいに自分の真実をうたうことである。この意味において、私は恥じることなしにその喜びを喜びたいと思う」と記す。1935年(53歳)、第三句集を刊行。

このフレーズは句ではない。
書道教師のSさんによる山頭火の文章からの「切り取り」である。
おそらく彼は、「力いっぱいの自分の真実」を表現したかったのであろう。
今回のメインの作品であるのと同時に、彼の魅力である「力強さ」を十二分に発揮した作品でもある。

さて、写真はその「力強さ」に同調すべく、N西体育祭の一場面切り取ってみた。
本当はA3サイズの作品なので、このブログにも大きく載せたいのであるが、個人の顔が表現されているゆえ、このへんが限界である。
右の二つの写真は一年生、高校に入学してから二か月、まだ初々しさが残る表情をしている。
また左のふたつは上級生となる。
上は肩を組んで応援歌を歌っている場面であり、下はクラス対抗リレーのバトンタッチの場面である。

今回で展示室作品の解説は最後となる。
次からは螺旋階段の作品の開設をしようと思う。

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