2017年8月15日火曜日

「灯篭流し」と「精霊流し」

番組名は失念してしまったが、何日か前に、「灯篭流し」と「精霊流し」の違いについて説明をしていた。

「灯篭流し」というのは、盆の終わりの夜に、魂(たま)送りのため、小さな灯篭に火を灯して川や海に流す行事。
一方、「精霊流し」は、初盆を迎えた故人の家族が精霊船と呼ばれる船を引いて、市内を回った後、川に流す行事だという。
長崎で有名な精霊船は、さながら山車のような豪華さで、大きな船、立派な船を出すことが一種のステータスともなっている。

以前、長崎出身の歌手、さだまさしが「精霊流し」という曲を発表したことで、その名が全国的にに有名になったが、歌の持つしめやかなイメージとは違って、実際の精霊流しでは歓声や爆竹の音が鳴り響き、祭りのような雰囲気らしい。
なお、爆竹を鳴らすのは中国の「彩船流し」の影響を色濃く受けているからとされており、元は魔除けの意味があったとも。

ふーん、そうなんだ。
さだまさしの歌にすっかりやられてしまったね。
あの歌から「爆竹」は、まず想像できんものね。

(今回の写真、じーっと見ると、カミキリ虫が。)

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