2015年4月9日木曜日

梁甫吟

三年生の漢文教材に「孔明臥竜」という逸話がある。

孔明は勿論、諸葛孔明のことであるが、「孔明臥竜」の中には、その孔明が好んで吟じていた詩が紹介されている。
それが孔明自身の作った「梁甫(りょうほ)吟」だ。
「梁甫」とは山の名であるが、この詩の主題は、斉の宰相晏子の策略(力ばかり強くて無礼な三人の男を、たった二つの桃で殺した。)に、孔明が感心したことである。
「梁甫吟」とは、策士の晏子を讃える詩なのだ。

しかし、よく考えてみると、自分に対して多少礼を失した人間を、気に入らないからといって殺してしまうなんぞは、結構残酷な話ですな。




0 件のコメント:

コメントを投稿