2014年11月2日日曜日

コップのフチ子②

「コップのフチ子」がなぜこのように売れているのか。人気の理由について、原案者のタナカカツキ氏は次のように言っている。
「原作や設定を持たず、外形だけの存在である点が現代という特殊な時代にあったのではないか。」

つまり、それは一昨日の渋谷の「ハロウィン騒ぎ」に似ているような気がする。
渋谷に集まった若者たちにとって、ハロウィンの歴史や意義などは、どうでもいいことなのだ。
ハロウィンの変装にこそ、すべてがあるのである。
原義や設定はいらぬ。外形だけのハロウィンがすべてなのだ。
さて「コップのフチ子」の方であるが、こちらも彼女がどいう人物であるのかは、まったく設定がされていない。
そこで購入者は「フチ子」に感情移入をする。
自分で自由に設定するのである。

うーん、ヒットさせようと思って製作したのではあるまいが、いいところをついているよね。


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