2013年11月21日木曜日

甘納豆

所用があって静岡まで出かけた。
帰りに静岡駅をうろうろしていると、「甘納豆」が目についた。
「おおー、美味そうだ。」と思うのと同時に、「甘納豆」は何故「甘納豆」なのだろうか、という疑問が頭に浮かんだ。
「甘い」から「甘納豆」なのだろうけれど、「納豆」とはどうも結び付かない。
味も形もまったくの別物である。

そこでいろいろ調べてみると、次にようなことが分かった。
まず、「甘納豆」を最初に発売したのは、東京の日本橋にある「榮太郎」という菓子店であり、そこの3代目細田安兵衛が考案したのだそうだ。

「甘納豆」は小豆、いんげん豆、そら豆などを甘く煮詰め、汁をきって砂糖をまぶした菓子である。
そして、この菓子を遠州名物の「浜納豆(浜納豆というのは、大豆に麹や小麦粉を混ぜて発酵、ショウガなどの香料を加えたもの。静岡県民なら、たぶん一度は食べたことがあるだろう。)」に形が似ていたので「甘名納糖」と名付けて、販売したという。

へぇー、「浜納」が「甘納豆」かぁ。

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