2013年11月20日水曜日

「ダゾって言われても」

久し振りにコマーシャルの話。

現在、私の一押しコマーシャルは、「日本スポーツ振興センター」のサッカーくじ「toto」、何でも1等当選金は最高10億2円だと言う。

コマーシャルを演じているのが、堤真一と真木よう子である。
この男女二人が図書館のようなところで会話をしている。

男「それが10億円でもですか。」
女「はい。」
男「10億円ですよ。」
女「関係ないですよ。」
男「10億円ダゾ」
女「ダゾって言われても。」

これは、いくつかのパターンをもっている中の「ダゾ編」である。
なんと言っても、最後の真木よう子の台詞「ダゾって言われても。」の「ダゾ」がよく効いている。
助動詞と助詞だけを抜き出しているのだ。
「だ」は、その事柄を断定する主体の判断を表す。
また「ぞ」は終助詞で、この場合目下の者に対して男性が自分の考えを強く主張することを表す。
つまり、この「ダゾ」はたった二字だけで、見事にそのシチュエーションを表現しているのだ。
秀逸だね。



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