2019年10月24日木曜日

たより(名詞)

久しぶりのフル授業。
ここのところ、中間試験やら二回の休日やらでイレギュラーな日程おくっていたのだが、ここで何日ぶりかの正常授業となった。
やはり、フル授業は疲れるなあ。

さて、今日は「たより」である。
現代語の「たより」は「頼り・便り」を中心に考えるが、特に中世の古語は「ぐあい・配置」の意を持つ。



「たより(名詞)」

手段・機会・配置=取り合わせ、また最適の取り合わせ





○ 簀の子、透垣(すいがい)のたよりをかしく、うちある調度も昔覚えて安らかなるこそ、心憎しと見ゆれ。                                      

(徒然草 十段)

濡れ縁や、透かし張りの垣根の配置もおもしろく、さりげなく置いてある道具類も古風な感じがして落ち着いているのが、奥ゆかしいと感じられる。

                  

現代語と同じ意味の「たよる(頼る、手寄る)」からできた言葉である。もともと、何か「都合の良いもの」に手を伸ばして寄せるイメージの語で、事物・人・時場所等いろいろなパターンで使われる。

以前勤務していた高校で消火訓練があった。その時に登場した消防自動車を撮ったのであるが、消火活動に必要な道具の「最適の取り合わせ」に思わず唸ってしまった。

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