2016年7月29日金曜日

悪口にも小さな才能

写真は家の近所にある居酒屋の駐車場で撮ったものである。
何気なくナンバーを見ていると、なんと三台の車のナンバーの数字が皆同じなのだ。
さらに驚いたのは、このナンバーの数字が居酒屋の電話番号とも同じである。(写真右上)
いやいや、電話番号とナンバーが同じなのだろう。

 これは勿論、有料でナンバーを取得したのだろうが、ここまでやるとは。
拍手、拍手である。

夕刊に物まねタレント、清水ミチコの面白い文章があった。
清水ミチコの実家は飛騨高山でジャズ喫茶を経営しているということであるが、その時のエピソードだ。

高校生時代に実家でアルバイトをしていると、その時の常連さん達の会話がとても印象的でした。
「いかにオレがエバンス(ビル・エヴァンス)の良さをわかっているか」という話には誰もが「フーン、よかったね」で終わるのでしたが、「僕はこの人のジャズが大嫌い。なんでかというと、」で始まる話は、8割方めっちゃおかしい。
演奏が嫌いだ、なんていう話は、大体どこか滑稽なんですね。
本来は些末に思えるような事なのに、つい真剣に話しが熱くなってきている。
遠い外国のミュージシャンの演奏センスを、そんなに嫌えるなんて、なのです。
理論に実感もこもり出すので、(そこまで言うか!)と思えたりするほどでした。
ちゃんと向き合うからこそ、嫌いにもなれるのでしょうが、またそういった悪口にも小さな才能が必要で、そこまで言うべきではない、という加減がわかった人でないと、悪口もそうそう面白くないと悟りました。

うーん、これこそ「好い加減」ということなのだよな。





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