2012年3月20日火曜日

グルーヴィー

今日はちょいとジャズのことを書いてみることにしよう。レッド・ガーランド(ピアニスト)・トリオのアルバムに「グルーヴィー(かっこいい・素敵な)」というのがある。1956年の演奏だから、今から50年以上昔のアルバムだが、これはジャズを聴く人にとっては、基本中の基本ともいうべきアルバムである。何故なら、トリオのベーシストがポール・チェンバース(おそらくこの時代でもっとも演奏が録音されているベーシスト)であり、録音がルビー・ヴァン・ゲルダー(録音の神様)であり、ジャケットデザインが(ブルーノート傑作ジャケットを数多く手がけている)リード・マイルスであるからだ。モダンジャズにおいては、その演奏(のり)の善し悪しは勿論なのであるが、それプラス録音、ジャケットデザインも評価につながる(と自分は勝手に考えている)。「自分にジャズはどうもなじまない」と言う人は、演奏・録音・ジャケットデザインのそれぞれを感じてみると良いだろう。もしかしたら、ジャズが好きになるかもしれないよ。

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