2020年2月20日木曜日

子は鎹(かすがい)

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朝ドラを見ていると、離婚した父と母の間に息子が入って、夫婦の間が修復しそうな場面があった。
この場面で思い出したのが、落語の「子は鎹(かすがい)」である。
これは別題「子わかれ」とも言うが、ストーリーはおよそ次の通り。

遊女に入れあげた挙句 女房と大喧嘩をしてしまった大工の熊五郎。愛想を尽かせた女房のおみつは息子の亀吉を連れて家を出て行ってしまう。
それから三年の月日が流れた。女とは結局別れてしまった熊五郎は心を入れ替えて大工の仕事に精を出す。元々腕のいい大工だったため、仕事は順調そのもの
ある日の仕事帰り、亀吉と偶然にも再会を果たす。大きくなった亀吉にこの三年のことを色々と尋ねる熊五郎
亀吉の話によると女房は内職の針仕事をしているが 再婚はしておらず何かと不自由なことも多いようだ。言われてみれば少々ボロを着ているのが気になった。

亀吉は家に帰ると熊五郎から貰った小遣いをおみつ見つけられてしまう。亀吉が盗んだと思ったおみつは問いただすが、亀吉は内緒にするという約束があるから熊五郎から貰ったというわけにはいかない

亀吉がそのことを熊五郎に言うと熊五郎はおみつ会って今までのことを謝りまた三人そろってやり直そうという話に「また元通りやり直せるのはこの子のおかげ 本当に子は鎹(かすがい)ですね」

最後はハッピーエンドの話であるが、さてこの「鎹」、おそらく今の高校生に聞いても何のことかさっぱり分からないだろう。

生徒諸君、「鎹」とは、金属製で「コ」の字の形状をしており、尖った先端部が2つある釘をいうのですぞ。


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