2019年7月2日火曜日

さうざうし

生徒がよくマチガエル古文単語に「さうざうし」という形容詞がある。
この形容詞の読みは「そうぞうし」となるので、どうしても口語の「騒々しい」の印象が強くなってしまうのだ。

古語の「さうざうし」は、「物足りない・つまらない・さびしくて心が満たされない」のとなるのだ。
元々は、索漠(さくばく)の「策」を重ねた「さくさくし」の音便なのである。

「騒々しい」と「心寂しい」では、まったく意味が異なってしまうのです。
もっとも、これがこの単語の試験への出題価値なのですがね。

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