2013年8月10日土曜日

ジャズおもしろ雑学事典

オスカー・ピーターソンというバカテク(信じられないようなテクニック)のジャズピアニストがいる。
今日「ジャズおもしろ雑学事典」という本を読んでいると、このオスカー・ピーターソンについて、なかなか「おもしろ」いことが書かれていた。

タイトルが「オスカー・ピーターソン怒りのコンサート」。

それは、彼が2回目の来日をした1964年のこと。
当時のピターソンは世界的な人気を得ており、スケジュールも超過密。
日本でのコンサートも時間ぎりぎりに会場到着、到着と同時に演奏を始めた。(今ではそのようなことは、絶対に考えられないがね。)
慌ただしいスケジュールではあったが、上機嫌で会場入り、コンサートが始まるや、待ちかまえていた満場のファンがスタンディング・オベーション。
そして、最初のステージが終わり、休憩となった。
それが、ピーターソンにとっては、普通より長く感じられたという。
最初は、息つく暇もなくコンサートが始まったのだから、主催者が気を利かせて、少し長めの休憩を取らせてくれているのかと彼は思っていた。
一時間近くも休憩時間を取っただろうか。
主催者がいくつかの曲については、評判がよかったからもう一度演奏して欲しいと言う。
おかしいとは思ったが、その日はそれで終了した。
そして翌日のコンサートである。
ステージからピーターソンが注意して見ていたところ、最前列の顔が一部と二部とでは違うではないか。
実は前売りがあまりに凄い人気だったために、彼には内緒で、一日二回のコンサートを行っていたのである。
一回分のギャラで二回コンサートをしていたのだ。
このあと、温厚なピーターソンも怒りを爆発させたという。

当時のプロモーターというのは、ずいぶん阿漕なことをしていたんだね。

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