2021年8月31日火曜日

わずかにリズムを遅らせること。

新聞に二十四日に死去した「ローリングストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツのことが 載っていた。この記事は英国人のブロードキャスター、ピーター・バカランに日本人の記者がインタヴューしたものである。(以下はピーター・バカランのコメント)

「彼が独特だったのは、ほんの気持ち、わずかにリズムを遅らせること。それがバンドの絶妙なスィング感、グルーブ感を生んでいた。米国の黒人音楽に憧れてたストーンズの存在で、僕ら英国のの若者は米国の黒人音楽を知った。そして1960年代前半に英国の音楽が米国に流れ込んだ。米国の白人の若者はストーンズなどの英国のバンドを通じて、初めて自国の黒人音楽に触れることになった。」

ふーん、ローリングストーンズってえのは、同じ英国のバンドでもビートルズとはずいぶん異なっているなと以前から思っていたのだが、ここに原因があったのか。それにしても、米国の若者が自国の黒人音楽に触れるキッカケが、他国のバンドであったとは。




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