2019年12月4日水曜日

ピアノの鍵盤

先日のテレビ番組で、ピアノの鍵盤が白と黒の理由を紹介していた。

ピアノの前身であるチェンバロやクラヴィコードが作り出されたバロック時代には、鍵盤の白い部分には象牙、黒い部分には黒檀(こくたん)が使われるのが主流であり、その理由は、材質が鍵盤にもっとも適していたからだという。

象牙は高級感があるだけでなく、汗を吸収し指がすべらない、またどのような温度や湿度にも適応して肌触りがいいという特徴があるのだそうだ。
また黒檀は、緻密で堅く耐久性に優れ、鍵盤に適した材質のものがたまたま白と黒だったため、それが定着しそのままピアノの鍵盤にも使われるようになったという。

しかしながら、白と黒の位置関係はモーツァルトの時代まで現在のものとは逆のものも多く存在、その理由は、高価で手に入りにくい象牙を面積の狭い方に使うほうが合理的だったためらしい。
18世紀後半になると、ピアノは富裕層の富の証し、また美術品としての価値も兼ね備えるようになり、高価な象牙を面積の広い方、つまり現在のピアノの白鍵の部分に使うようになり、そのままそのスタイルがピアノの鍵盤の配色として定着したという。


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