2024年7月22日月曜日

大弐三位(だいにのさんみ)の和歌

日本の多くの地域で「熱中症警戒アラート」が発動されていた、我らが御殿場でも三十二℃を超す温度が記録されたようだ。(特に老人にとっては身体に危険を及ぼす暑さなのです。)

さて、昨日の大河ドラマには紫式部の娘「藤原賢子(かたこ)」が赤ん坊として登場したが、この賢子の和歌も大弐三位(だいにのさんみ)として百人一首に取られている。

「有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」

有馬山に近い猪名の笹原に風が吹くと、笹の葉がそよそよと音をたてる。さあそのことよ、お忘れになったのはあなたのほう、私はどうしてあなたのことを忘れるでしょうか。

作者のもとへ通ってくることが途絶えがちになった男が「あなたが心変わりしたのではないかと心配です」と言ってきたので、この歌を詠んだという。


 

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