2021年1月17日日曜日

鬼退治

昨日の夕刊の文化欄に面白い記事があった。

見出しは、「鬼滅と鬼退治と日本人」である。

今、流行りのアニメに「鬼滅の刃」があるが、鬼退治の物語は古くから日本では形を変えて語り継がれてきた。長期的な視点でみると「鬼滅」もそれに連なる。

「鬼滅の刃」は、鬼が人間社会に恨みを持っていて、人間に復讐しようと攻撃を仕掛けてくるという想定だが、古い日本の人間起源の鬼として「酒呑童子」や「橋姫」の話がある。酒呑童子は源頼光により首をはねられ、橋姫は渡辺綱によって片腕を切り落とされてしまう。これが鬼にならざるを得なかった理由だ。

さて、それはそうとして、この記事には民俗学者小松和彦氏のつぎのようなコメントが述べられている。

振り返ると、鬼退治の物語が注目を集めるのは、時代の裂け目である。古いところでは『今昔物語集』に鬼退治の話が、また南北朝から室町時代には酒呑童子の絵巻が、そして、室町から江戸時代初めにかけては『御伽草子』に登場する鬼が登場する。先が見えない時代だが、世の中は変わらざる得ない。そのような矛盾を抱えている時代に、鬼退治でカタルシスを得ているのではないか。

うーん、新型コロナと「鬼滅の刃」、なんとなく繋がったか?

 

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