アマビコ

最近のコロナ騒動の際によく耳にするのが「アマビエ」である。
さて、その「アマビエ」ほど活躍はしていないが、同様の妖怪（同様というよりも、ほぼ一緒）で「アマビコ」なる妖怪も登場している。

「アマビコ」は、江戸時代後期から明治中期にかけて確認されている妖怪であり、絵と文が一緒に書かれた形式で人々の間に広まった噂話・風説として記録されているという。
 その内容の多くは異様な生物（三本足）の絵と、絵に示された存在が人間の言葉で「自分の名前」や「人間の大多数が死に絶えること」あるいは「豊作や疫病が発生すること」そして「自分の姿を描き記した者は難を逃れることが出来ること」を告げて去ったことを記載している。　 何だかよく分からないのであるが、混乱した世の中に必ずといっていいほど登場するのが「お助け妖怪」のようだ。