2018年12月13日木曜日

撚糸

火野正平の「こころ旅」を観ていると、神奈川県相川町の
半原というところが出てきて、この町は「撚糸(ねんし)業」で栄えた町であるということであった。
「撚糸業」?
ん?
「撚」という字は「撚(よ)る」と読む。
「撚糸業」っていったいなんだ。

ワタシは早速、調べてみることにした。(こういう時の反応はまだ比較的早いのです)

撚糸とは糸に撚(よ)りをかけること、または撚りをかけた糸のこと。
糸に撚りをかけることは、糸にとっても、その糸を使って作られる繊維製品にとっても大変重要な役割を持っている。
例えば蚕(かいこ)からとれる生糸は繭(まゆ)からほぐし出したままではとても細く、そのままでは使えない。そこで何本かを束にして軽く撚りをかけると、丈夫な一本の糸として使えるようになる。また撚りをかける回数を変えたり、太さの異なる2本の糸を撚りあわせたり、一度撚りをかけた糸を何本かそろえて逆方向に回転させて一本の糸にしたりという工夫をしているうちに、その糸で作られる生地の風あいや肌ざわり、丈夫さなどが変わってくる。
繊維製品の製造工程は、「糸の製造」「糸の加工・生地の製造・縫製」「製品の流通」と、段階的区分けとしては大きく3つに分かれるが、その中において製造された原糸を受け取り、糸を引きそろえて撚りをかけ、生地の製造を行う業者へと渡すのが撚糸業の役割となる。

ふーん、そういうことか。

0 件のコメント:

コメントを投稿