2022年10月24日月曜日

姑息

今日の朝刊に「姑息」という言葉についての記事があった。

現在では「姑息」が誤用されているという記事である。

「姑息」とは「しばらく」という意味の「姑」と、「休む」の意味の「息」を合わせた言葉で、本来「一時しのぎ」の意味を持つ。ところが今は「卑怯である」とか、「ずる賢い」の意味で使用されることがほとんどであると。

確かにこの新聞記事の言う通り、「姑息」を「卑怯」の意味とするのは明らかな誤用であるのだが、言葉が人と人とのコミュニケーションのツールだとすれば、むしろ「姑息」を「一時しのぎ」として使用する方が「誤用」となってしまうのではなかろうか。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿