2025年8月13日水曜日

ジャズのズレ②

昨日はジャズのリズムの「ズレ」について書いてみたのだが、今日はピッチ(音程)の「ズレ」について述べてみたい。

ワタシの好きなアルトサックス奏者にジャッキー・マクリーンがいるが、彼は実に不思議なプレーヤーであり、ある評論家は「ピッチのズレ、くすんだ感じの音色、スムースとは言い難い詰まった感じのフレージングが特徴である」と言っている。

それでも多くのファンに支持されたのがジャッキー・マクリーン、ジャズにおいて大事なのはピッチを超えた何かなのだ。


 

2025年8月12日火曜日

ジャズのズレ

 ジャズとは何だろう?

と考えた時に、ワタシの頭の中に最初に浮かんだのが、リズムの「ズレ」という言葉である。ただこの「ズレ」を論理的に説明することが出来ずにいたのであるが、先日「インターネット」を見ていると、「 Mistletoe Music School」の「Mistletoe Jazz Class」というテキストの中に、次のような部分を見つけた。



ジャズでは、8分音符をスウィングさせて演奏します。「スウィングしなけりゃ意味がない」なんて曲が存在するほど、ジャズでは大切なノリになります。



4分音符の長さを10とした場合。8分音符は当然5:5の長さになります。16分音符であれば2,5:2,5:2,5:2,5と綺麗に割り切れます。そこでもう少し前の音符を短くして、6:4程度(もっと言えば5.7:4.2ぐらい、残りの0.1は頭にに入れて最初の音を少し遅くする)が理想のスウィング感です。


とあった。

よく「アフタービート」なる言葉は耳にしていたのだが、その正体は「音を少し遅くする」ことであり、ワタシの考えていた「ズレ」だったのだ。

2025年8月11日月曜日

雨が続く

三日間雨が降り続く、しかもかなり強い雨ということで、昨夜は御殿場地方にも「大雨警報」が発令、全国版のニュース速報において「御殿場」の文字が登場した。

今回の雨雲は、ほぼ日本中をオオっており、しかも雲がなかなか抜けて行かないというイヤらしいものであった。

これからの日本列島は、これが当たり前となって行くのだろうか。

写真は昨年撮った「晴れている時の富士山」である。

2025年8月10日日曜日

じょうろ

朝刊のコラムに「じょうろ」のことが書かれていた。

「じょうろ」とは、植物に水をかけるために使う道具のアレである。漢字で書くと「如雨露」、「雨露の如し」である。江戸時代には「上漏」とか「上露」といった当て字も存在したと言う。

語源辞典には「じょうろ」は「水の噴出」を意味するポルトガル語「jorro」、もしくは、「水差し」を意味する「jarra」からと考えられる、とある。

ふーん、知らなかったなあ。



 

2025年8月9日土曜日

僅かな時間

午前中は曇り、昨日までの強い陽射しもなく、快適な状態で過ごすことが出来た。

ワタシはこれをチャンスとばかりに、写真展用の作品を作ることに熱中したのです。

不思議なもので、時間は有り余るほどあるのに、作品を作ろうとする気力が湧いてくるのは限られた僅かな時間しかないのです。

ナンカ芸術家みたいな物言いだなあ。
 

2025年8月8日金曜日

五感を研ぎ澄ます

鹿児島県の霧島地方に大雨特別警報が発令されたが、その危険性を伝えているニュースキャスターの発言にはやや違和感があった。

キャスター曰く「危険が予想される地域の方は、これからの大雨に対して五感を研ぎ澄まして注意して下さい」。

「土砂崩れなどに注意してください」と、言いたいことは十分かるのだが、「人間の五感」とはなんぞや。

これは勿論、自分の周りの状況を見ることの「視覚」、聴くことの「聴覚」、臭いを感じる「嗅覚」、さらに肌で感じる「触覚」、まあここまでは良いのだが、残りの「味覚」はどう注意しろと言うのだろう。

別に「揚げ足を取る」つもりはないが、どうも妙だぞ。

 

2025年8月7日木曜日

読解力

過去の「サライ」という雑誌を見ていると、「ジャズを聴く技術」なる記事があった。

雑誌に曰く「ミュージシャンの演奏技術に巧拙があるのと同じように、リスナーの聴取・鑑賞にも技術が必要である。勿論音楽はただ楽しめばそれで良いし、人それぞれの聴き方がある。しかし、音楽を聴く技術は確実に存在する。音楽を聴いてそのその面白さをどこまで感じとることができるか。文章であれば『読解力』というところか。この『読解力』がなければ新聞や小説は理解することが出来ないのである。」

うーん、確かにその通りである。ただ単に「良い悪い」の判断でジャズを聴く分には、この「読解力」など必要ないのだろうが、より深く理解するためには「読解力」は必ず必要となってくる。

考えてみれば、ワタシのような教員が、教材をより深く生徒に理解させるために行なっているのが、「読解力」を身につけさせる作業なのだ。