2012年7月22日日曜日

わらの犬



1970年代の映画で、サム・ペキンパー監督(サム・ペキンパーといえば当時、センセーショナルな暴力映画を製作することで有名であった。)の「わらの犬」のリメーク版を観た。今回はロッド・ルーリーという監督であったのだが、以前ほどの衝撃はなかった。
一度映画を観ているので、ストーリー(都会から田舎にやってきた夫婦が不条理な仕打ちを受けるうちに、自身がだんだん暴力に目覚めて行く。)がなんとなく分かっていたと言ってしまえばそれまでだが、どうもそれだけではないような気がする。
 タイトルの「わらの犬」とは中国の思想家、老子の「天と地は無常であり、無数の生き物をわらの犬として扱う。賢人は無情であり、人間たちをわらの犬として扱う」という語録から引用、「わらの犬」は「護身のために焼く、取るに足らない物」の意味である。


写真は昨日「あしがらの湯」で見た、紫陽花と蜘蛛の巣。

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