2012年7月10日火曜日

潔し

昨日のニュースでも今日のニュースでも、「いじめ」についてのコメントが多くあった。現場の教師とマスコミでは随分受け取り方にギャップがあるようだ。社会通念的に考えるならば、「いじめ」は立派な犯罪である。これはもっともなことである。勿論異議はないのであるが、問題は教師にとって、「いじめ」られている生徒も「いじめ」ている生徒も、自分の教えている生徒である、ということなのである。
 このことが教師の感覚を鈍らせてしまうのだ。やはり、教師の基本的な姿勢は、どの生徒に対しても公平な目で、公平な態度で接して行かねばならないだろう。どのような子であっても教師にしてみればかわいいのである。またこういう考えができない教師であるならば、これは教師をやめたほうがいいとも思う。
 ただし、「責任のがれ」だけはして欲しくない。
日本には「潔し」という言葉があるのだから。

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