2012年7月8日日曜日

コクリコ坂から

スタジオ・ジブリの「コクリコ坂から」を観た。舞台は1963年、横浜にある中高一貫の学園。主人公「松崎海」(海をフランス語に訳すと、ラ・メールになるので、ニックネームはメル)は、何故か一人で洋館の下宿屋の切り盛りをしている。(理由は父がすでに亡くなっており、母は外国に出張中だから。あり得ん話だ。)
そして、この主人公「海」が取り壊し予定のある高校の文化部部室「カルチェラタン」を守るために好意を持っている「風間俊」という上級生と奔走する。ざっというとこんな話であるのだが、どうもテーマがはっきり浮かんでこない。「海と俊の淡い恋愛と、カルチェラタンに代表される古い文化を守って行こう。」とでもいうのだろうか。
 それはそうと、私が興味を持ったのは、1963年という時代へのノスタルジーと主人公「海」の着ているセイラー服であった。
 1963年は1963年というより、実際は、もう少し後の時代のような気もするが、私の学生時代の風景とかなり重なるのである。この当時は学生運動が盛んな時期であり、話に出てくる討論会も珍しい風景ではなかった。
 セイラー服もいい。(セイラー服に興味がある、などというと変なオジサンになってしまうが。)なぜセイラー服がいいかというと、私の中学校の制服がセイラー服であったからだ。これもノスタルジーからきているのかも知れぬ。
 セイラー服と言えば、N西の制服もセイラー服だ。冬服のほうは、かつて私が見ていたセイラー服のスタイルではないが、夏服は王道のセイラー服である。スカイブルーのブルーのラインも大変清々しい。このようにいつもセイラー服を見ることができる私は幸せなのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿