今朝、車の中でFM放送を聴いていると、リスナーのコメントの中
に「こんなことは、高校振りです。」というコメントがあった。言いたいことは、「高校以来」ということなのだろうが、「高校振り」とは妙な言葉である。明らかにおかしい。おかしいのは分かっているのだが、何故おかしいのか、はっきり説明できない。 分かっていることは、「二年ぶり」とか「久し振り」という言い方はするが、「高校振り」とは言わないだろうということだけである。
よく考えてみると、「二年」とか「久し振り」の「久し」というのは時間の長さである。
では、「振り」という接尾語を使うことができる時間の長さは、どのくらいからだろう。こんなことが気になりだした。
「三日振り」は言うが「一日振り」はあまり聞いたことがない。「五分振り」も言わないだろう。だとすれば、「振り」という」接尾語が使用できるのは、ある程度の長さを持ってこそということになる。(その時間のボーダーは、よくわからないが。)
また「ぶり」という接尾語は時間の長さだけではなく、「大ぶり」とか「小ぶり」という大きさ、「男っぷり」とか「女っぷり」などの様子を表すときにも使うのである。
写真は、前々回の神社の屋根越しの樹木である。
これで概要がある程度、理解していただけるのでは。
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