2012年7月15日日曜日

ミラクルボディー

NHKスペシャルの「ミラクルボディー」と言う番組を観た。
「百メートルを9秒58で走る、人類最速男、ウサイン・ボルトの走りを科学の目で徹底分析」というキャッチフレーズであった。
なんとボルトの走りはこれまでの理論をことごとく覆す特異なフォームであるという。
 なるほどフォームを見ると、身体を左右に揺らしながら走っている。その理由というのが今回のミソなのである。
 また走っている時の歩幅を測定すると右と左では、凡そ20センチも異なるということでもある。
 実はボルトは生まれながらの、脊柱側湾症であるそうだ。走ることには、不利であるはずのこの宿痾ともいうべき脊柱側湾症を、ボルトは自分の武器にしている。私も番組を観たものの、詳しい説明はできないが、簡単にいうと、この左右に揺れる動きが足の地面を蹴る力を強めているのだそうだ。自分の不利を見事に有利に転換しているのである。




(写真はN西の体育祭から)

0 件のコメント:

コメントを投稿