昨日に続いて信州編。
長野の近くに須坂というところがある。
ここは、明治・大正・昭和初期に製糸(絹)の町として栄え、
「須坂、横浜、ヨーロッパ」という言葉が生まれるほどの繁栄を
してきたそうだ。
現在は、かつての面影をその豪壮な蔵に 見ることができる。
蔵の町屋がずっと続く旧メインストリートには個性のある蔵が並ぶのであるが、やや「遅れた感」は否めないであろう。
もっとも、日本の代表的な蔵の町、倉敷も私が最初に訪れた時は、いまのように洗練されてはおらず、徐々に徐々に洗練されていったことを考えると、これから観光の町として飛躍していくのかもしれない。
さて、左の朝顔は、豪商の館「田中本家」博物館というところの庭で撮った朝顔であるが、撮った時間が午後の暑い時だったので、花にあまり元気がなく、さえない朝顔となってしまった。
また、浴衣の朝顔は、「須坂クラシック美術館」に展示してあった浴衣の朝顔である。ここには、朝顔の他にも花をデザインした浴衣が沢山あったので、また後で「花のデザイン特集」でもしてみたいと思う。
須坂で「蕎麦でも。」と考えていたので、地元の人におそわった「あがれ家」(なんだか名前が面白い)という蕎麦屋に入ったところ、蕎麦屋のおやじさんが、店名と同じく面白い人で、その場にいた他の客も一緒になって、すっかり話し込んでしまった。
蕎麦は十割蕎麦で、香りのとても良い蕎麦であった。
昨日といい今日といい、感じのとても良い料理人に恵まれ、幸せな時を過ごすことができたのである。
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