2012年7月6日金曜日

天麩羅

今日の昼食は、沼津の「天春」という天麩羅屋で、てんぷらを食べた。「天春」は寿司屋と同様、カウンター席のある天麩羅屋であった。カウンター席というのは、調理をしている人間とのコミュニケーションができるので好きである。今の旬はなんだとか、かんだとか、たわいもない話をしながら時間を過ごす。西洋にはあまりない習慣ではなかろうか。
 さて、てんぷらを食べていると、またいつもの悪いくせがでてきた。「語源探索オジサン」の「この言葉の語源は何だろう。」である。
 語源バンクに曰く。てんぷらの語源は、キリスト教の宗教用語で四旬節(カトリックで復活祭の46日前から復活祭までの期間)のことを「クアトロ・テンプラシ」と言い、その四旬節には信者はキリストの受難をしのび、節食したり肉を食べずに「魚のフライ」を食べる習慣があり、その宗教用語から転じて魚の揚げ物料理のことを「てんぷら」と呼ぶようになったこと、とも言われている。しかし、天ぷらの語源については他説もあり、南蛮渡来の語としている例が多い。
おもに語形からの類推によって、
  • ポルトガル語の temperar (動詞:「調味料を加える」「油を使用して硬くする」の意。三人称単数で tempera) または tempero (調味料の意)
  • ポルトガル語 temporas またはスペイン語 témporas (斎時、斎日)の意。肉食を禁ずる期間)
などとも考えられる。
 てんぷらに関しては、あまり明確な語源はないようである。まあこういう時もあるさ。

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