2012年9月6日木曜日

「ふ」という助動詞



昨日はこっそりN東の保健室まで出かけ、「癒される時間」を過ごすことができた。
M先生、I先生、どうもありがとう。またN東にいる間に何人かの三年生の顔も見ることができた。
みんな頑張れ頑張れ。
勿論N西の三年生も頑張るのだぞ。
 さて、N西の本日の授業は、ヴェルレーヌの「落葉」という詩であった。
その中に「さだめなく とび散らふ」というフレーズがあるのだが、この「とび散らふ」の「ふ」について講義した。
 あまり古文の教科書には登場してこないのであるが、これは、反復・継続の助動詞である。
訳すときには、「~つづける」と訳す。
従って、「とび散らふ」の場合は「とび散りつづける」となる。
奈良時代の助動詞なので、なじみはないのだが、古文の文法書では、助動詞の説明の最後に必ず説明されている。
(受験生諸君は是非確認のこと。)
「語らふ」「移ろふ」「住まふ」などの例があるが、よく考えてみると、これらの言葉は現在でも現役として、しっかり使用されているような気もする。(消えそうで消えないすごい助動詞だね。)

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