今日の朝刊の「読者の意見」の欄に、教員志望の学生を子供に持つ親の意見が掲載されていた。
近い将来、教員になるには大学院を出ていなければならないというが、そこにどれ程の意味があるのか、というのが趣旨である。
また大学を出てからさらに二年間、親の経済的な負担が必要となる。これも大きな問題だ、と。
私も同意見である。もっとも私が、反対する一番大きな理由は、教員の、より若い時期での経験が減ってしまうことに対して、異議があるからである。
当然、若い時期には失敗もある。(どうも、この失敗を恐れている節があるようだ。)しかしながら、この時期に児童・生徒と接することが、如何に大事なことであるか、この制度を進める人たちには分かっていないような気がする。
大事な二年間を、くだらん机上の学習をするより、現場に出て悩み、苦労して成長する方が、将来的にみればどれだけ本人の財産になっているか、わからんのだろうか。
人間というのは、一人一人違っているのだ。同じ方法で済ませようなんていうのが間違っている。したがって、若い時により多くの児童・生徒に触れ合うことにより、後にその経験を活かせることになるのである。(何故こんなことが分からないのかね。)
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