静岡県立美術館の「ニッポンの立体(再発見 生人形からフィギアまで)」を鑑賞するために静岡まで出かける。
パンフレットには次のように書かれている。
「古来、日本では仏像、神像、人形、置物、建築彫物など様々な立体造形がつくられてきました。しかし、それらは西洋的な彫刻の概念に基づくものではなく、また西洋的な芸術鑑賞の対象でもありませんでした。そのため、その多くは西洋的な彫刻とは異なるものとみなされて、いわゆる美術(ファイ・ンアート)としては位置づけられてきませんでした。近年、日本近代彫刻史の再検討が盛んに行われる中で、こうした日本の前近代以来の立体造形が改めて注目されています。(以下略)」
御殿場から静岡まで往復一般道を走ってみたのだが、以外と
時間をかけずに行くことができた。
御殿場を10:20頃出発、美術館で4,50分過ごして帰着が3:00だったので片道は2時間を切ることになる。
高速道路を使用しても1時間半程度なので、これは大したものだ。
さて、展覧会の方であるが、それほど期待していなかった割には、興味深い作品が多く、それなりの収穫があった。
まず以前から興味のあった人形作家、四谷シモンの作品を観ることができたこと。
なんでも四谷シモンのシモンは、ジャズシンガーのニーナ・シモンからとったということである。
ジャズということだけで親近感がもてるものね。
さらに極めて刺激的な現代人形作家の荒井良と桜文鳥、こんな人形作家がいることはまったく知らなかった。
また、去年の夏に安曇野の美術館で観た高村光雲、光太郎の親子の作品や、ワタシがこよなくアイする円空、そして木喰の仏像があったことも収穫であった。
やはり、展覧会というのは実際に観てナンボのものだよね。
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