今日で五月は終了。
五月は古語で皐月(さつき)。
語源辞典によると、皐月は、耕作を意味する古語「さ」から、稲作の月として「さつき」になった。
早苗を植える月「早苗月(さなえづき)」が略され、「さつき」になったとする説もあるが、「早苗」の「さ」も耕作の「さ」が語源とされる。
漢字「皐」には「神に捧げる稲」の意味があるため、皐月が当てはめられたらしい。
落語のまくらに使われる和歌風のコトバには
「江戸っ子は皐月の鯉の吹流し 口先ばかりで腹わたは無し」というのがある。
江戸っ子の気性を表したコトバで
「江戸っ子は口先ではポンポン言いたいことを言うが、含むところは何もないさっぱりした人種である。」というような意味である。
鯉のぼりの季節はとっくに過ぎてしまったが、皐月というと、何故かこのコトバが頭にうかんでくる。
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