2013年5月13日月曜日

バレエ鑑賞

この春卒業した生徒が、バレエ(フランスの宮廷で発達した音楽を伴った芸術的踊り)の発表会の案内状を渡してくれたので、「おおー、これは行って見なければ。」と、沼津の市民会館まで出かけた。
動機は勿論、「卒業生の踊っている姿を見てみよう。」であるが、なんといっても、踊りのバレエである。
「なんだ、あの気取って上品ぶったダンスは。」
以前の私は、そのくらいにしか思っていなかったのだ。
私の人生において、バレエという世界は、今までも、そしてこれからも関係のない世界だと思っていた。ところが今回、ひょんなことから鑑賞することになったのだ。

実際に経験したバレエという芸術は、想像していたように気取ってもおらず、上品ぶってもいなかった。
印象的だったことは、舞台に何十人もの踊り手があがっている時に、それぞれの踊り手がそれぞれの表情をして、さらにそれぞれの体の動きをしていることだった。
観客は、舞台にいる何十人もの踊り手をいっぺんに見ることは、当然できない。したがって、踊り手にとっては、誰も自分を見ていない時間が存在するかも知れないのだ。しかし、踊り手はしっかり表情と動きを作っている。
私には、とてもマネなどできない。
すごいね、バレエは。


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