三月四日の朝日新聞文化欄に面白い記事があった。「どこまでが真実?坂本龍馬」という記事である。
幕末の志士として活躍した坂本龍馬に近年、研究者から疑問の声があがっている。
例えば「薩長同盟」。
倒幕軍事同盟と言われてきたが、資料ではその内容は薩摩藩が長州藩主の親子の官位停止の撤回を働きかけるという支援表明で、倒幕云々ということでは無理があるそうだ。
また、薩摩と長州の会談も、龍馬が発案したというより、薩摩の意を受けたエージェントとして働いたようで、両藩とも重要な交渉は、正規の藩士がおこなっており、龍馬はその下働きに過ぎなかったとのこと。
きっと龍馬ファンが聞いたら、目をむいておこりそうな記事である。
しかしながら、歴史というのは常に後生の人間がつくるのだから、当然脚色はつきものなのだろう。
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