2013年3月27日水曜日

椿

椿である。
右の写真は椿越しに見える桜。
椿と桜は同時に咲く花である。
椿はキヘンに春と書くので、桜同様、春を代表する花なのであろう。

椿について少々調べてみた。
歴史的な背景として、日本では733年「出雲風土記」にすでに椿が用いられている。その他、多くの日本の古文献に出てくる。
中国では隋の王朝の第2代皇帝煬帝の詩の中で椿が「海榴」もしくは「海石榴」として出てくる。
海という言葉からもわかるように海を越えてきたもの、日本からきたものを意味していると考えられる。榴の字は、ザクロを由来としている。

これはすごい。
中国から日本に伝わってきたものは山ほどあるが、椿は日本から中国に伝わったのだ。

ただし、このようにも書いてあった。
しかしながら、海石榴と呼ばれた植物が本当に椿であったのかは国際的には認められていない。中国において、ツバキは主に「山茶」と書き表されている。「椿」の字は日本が独自にあてたものであり、中国においては椿といえば、「芳椿」という東北地方の春の野菜が該当する。

うーん、果たしてどうなんだろうか?

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